40代:最強度近視&乱視持ちのICL手術体験記

40代でICL手術をしたので経過を含めた記録に...

ICL手術1週間後検診:ピンボケに対する見解

ピント調整力に目立った改善はないまま1週間後検診になりました.


眼科に到着してまずは検査です.
一般的な眼科の検査(気球見たり風当てられたり)と視力検査でした.


視力検査の結果は、前回と変わらず.
今回もモニターに映し出されるタイプのザックリ検査です.


1.5はまぁ見えてるけど、2.0は見えない
※乱視検査は無し.


視能訓練士さん(先週の検査と同じ人)から「その後、調子はどうですか?」と聞かれたので、
やっぱりピンボケ感がちょっとしんどいです...とお伝えしました.

私が神妙な面持ちだったせいか、視能訓練士さんも前回とは打って変わって、深刻な声色で答えてくれました.


「ここから見え方に劇的な変化は感じにくい」
「ピント調節力は一応トレーニングなどもあるけど、衰えてしまった分が取り戻せるわけではない」

衰えて...という時点で、やはり老眼か...と悟りました(涙)



最後に診察.

術後経過は全く問題なし.

ピンボケ感の話を先生にもしたところ、こちらでも真面目に(?!)回答してもらえました.


まず、「過矯正」の可能性はない.

これは私もわかっています.(過矯正の経験あり)
過矯正だとしたら、頭がグワングワンしたり、道がぐにゃって見えたり、平衡感覚が保てずにまっすぐ歩けない という感じになるはずです.


続いて、メガネ&コンタクト時代の矯正視力とICL後の矯正視力に差がある場合、実は気づいていなかったけれど、老眼が進行していた というケースがある.

私の場合、術前は恐らく0.8~1.0程度の見え方で日常生活をしていました(健康診断で測った程度ですが)
それが今回ICLで1.5まで見えるようになり、近視が矯正された結果、老眼の進行に気づくことになった

これがピンボケ感(ピント調整力の衰え)の理由です と.

だからといって、近視強制力を弱める(1.0とかにする)と、老化などによって起こる視力低下によって、結局眼鏡生活になるので意味がない.
だから、視力の調整は可能な限り振り切ってしまったほうが良い



先生「試しに100均で一番弱い老眼鏡買ってみると、見やすくなると思うよ~」



ということで、帰りに100均で老眼鏡(1.0)を買ってみました.


結果...


ほんとだ、ピンボケしない...(笑&涙)


ショックだのなんだの、色々複雑な感情が入り混じったものの、
自分のピント調整力に望みをかけようと思い、
老眼鏡はいったん片付けて、見えづらいながらも裸眼生活を続けることにしました.

どんなシチュエーションでボヤけるかのお話

ボヤける


と言っても人によって感覚が違うので、日常生活がこんな感じです という主観のお話です。
※メガネ&コンタクト生活時はこのようなことはありませんでした.



スマホの電子コミックのセリフのピントが合わない
スマホの距離を離すと物理的に文字が小さくなるので、結局読めない(笑)

同様の理由でSNSとかも見づらいので、結果的にスマホいじる時間が減りました(笑)


お茶碗を持ってご飯を食べるときに米粒の輪郭がわからない.
→食事が見えづらいのは悲しい...


爪の白い部分が分からないので深爪になる
足の爪もなんとなくで切る
→痛い...(涙)


眉毛が描けない(笑)
→アイメイクはまだ出来ないのですが、おそらくアイラインも適当になるだろうなぁ...

メイクってつい覗き込むような体勢になるので、鏡との距離が近くなりがちにはなるのですが、
近づくとボヤけて眉頭の位置とかがわからず、離れるとシンプルに見えにくい感じになります.


針に糸が通せない&ボトムの裾上げ(手縫いのまつり縫い)もなんとなくでやるからガタガタ
→たまたま手直ししようと思ったアイテムがあっので.


食品の成分表示(カロリーとかの表)が確認できない.



30cmの距離だとピントが合わず、
それ以上離すと物理的に小さくなるので、近視の見えづらさ(目の悪い人の言う、見えない)になる



という感じです.



日常生活で勝手に目に入ってくる情報は、
さぁ見るぞ!という感じがない分、さほど見え方に神経質にはならないのですが、
見ようとする行為には、どうしても違和感を感じてしまいます.



という、なかなかな八方塞がり感です.



ここでよぎるのが...



老眼...?!



...えっ?!

ICL術後1週間までの話①〜ICL 術後 ボヤける でググる〜

検診を経て、 もう少し様子をみよう と頭では理解しても、
翌日以降もあまり見え方に変化もなく、不安は募るばかりです.


ネットで情報を漁るも、みなさんとても快適なご様子...


やはり手術前のスペック(近視レベルや年齢)が影響しているのでしょうか...


そんな中で、強度近視や乱視持ちの人の術後について言及された情報を見つけました.


日本大学医学部板橋病院WEBサイトより
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焦点のあいにくさ:
翌日から1週間ほどで視力改善は体感できますが、
同時に全体的にかすみ・ぼやけ・まぶしさ・ピントが合わないと感じることがあります。
特に、強度の近視および乱視がある場合、そのような症状が感じる傾向があります。
通常はしばらくすると改善しますので心配ありません。

引用元
https://nichidai-eye.com/itabashi/ope6/#01
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強度の近視および乱視がある場合はピントがあわない感覚がしばらく続く


だそうです.


ネットやSNSなどかなり探しましたが、欲しいなと思う情報で、見つけれたのはこの1件だけです.

大学病院の系列ですし、信憑性は高いと判断できますが、
結局 しばらく とういう記述...曖昧ですね...


というわけで、不安を抱えながらも、馴染んでくるのを期待しつつ、
次の検診(術後1週間検診)まで過ごすことにしました。

ICL手術翌日:PM〜気にしすぎ...?〜

眼科に到着してまずは検査です.
一般的な眼科の検査(気球見たり風当てられたり)と視力検査でした.


視力検査の結果は、


1.5はまぁ見えてるけど、2.0は見えない


となりました.

※乱視検査は無し.


手術の前の検査は0.3刻みの縦長の細かい設備での検査だったのに対して、
今回はモニターに映し出されるタイプの検査だったので、ずいぶんザックリとしていました.



視能訓練士さんに「調子はどうですか?」と聞かれたので、今朝感じた不安を話したところ、



「まだ術後24時間ですしね〜、馴染むまでに3ヶ月くらいかかる人もいますから」



さんっ...?!



そんなにかかるの....?


ネットに落ちてる体験談は、どれもこれも、

「翌日から快適☆」

というものばっかりだったので、結構複雑な気持ちになりました.



最後に診察.



先生に昨日の手術のお礼を伝えて、目の調子を見てもらい、
抗菌剤やらをいくつか点眼されました.

目の方は、濁りや充血もなく綺麗な状態でした.



こちらでも調子を聞かれたので、視能訓練士さんにもした質問をしてみました.



先生:「目が良い人ってそんなもんよ〜、視力が良くなると生活の距離感も変わるしね〜」

私:(そ...そんなもん?!...なのか...?)

私:「もう少し時間がたてばこの見え方も落ち着きますか?」

先生:「ん~、多少はね?もうちょっとくっきりはしてくると思うよ~」

私:(あ、なんかこの感じがデフォだよと言われてそうな空気...)



でもまだやっと24時間たっただけ、というのは事実ですし、気にしすぎかな...
と自分に言い聞かせつつ、いろんな感情がグルグルしたまま検診終了.



1週間後の検診予約をして帰宅しました.

ICL手術翌日:AM〜見え方に違和感〜

起床.

目を開けた瞬間、視界がハッキリしていることに感動しました.
壁掛け時計が何時を差しているかもわかります.


これは、凄い.


頭痛も綺麗さっぱり治まりましたし、
目が重いとか不快だなとか、そういった違和感もありません.


これは、すごい!(2回目)


点眼をして顔を拭いて、気分はもうルンルンです.



でした...



あれ?

と思ったのは、メールを打とうとスマホを手に取ったときです.


ピントが合わない、ブレブレ、ボケボケ.


ん?

と思いながらも返さないといけないメールがあったので、
目を見開いたり細めたり、スマホを離したり近づけたり、
あれやこれやしながら、なんとか送信.


術後翌日検診は午後からだったので、午前中は仕事でしたが、
パソコンも、やはりピントが合わない感じで、ボヤ〜っとしています.

誤字脱字に気をつけながら優先的に片付けたい仕事を選び、慎重に処理.



そして冷静になってまわりを見渡すと、
やはり近距離全般にピントが合わなくなっていました.
コンタクト&メガネ時には、こんなことはありませんでした.


遠距離もちょっとピンボケ感はありますが、
そもそも遠くをハッキリ&クッキリ見る必要性もないので、
気になるほどの支障はなし.


まだ術後24時間経ってないのでこんなものなのかもしれませんが、
これはいつまで続くのだろう、このままだと生活に支障のあるレベルだなぁ...と思いました.



一抹の不安を抱えながら、保護メガネをかけて術後検診に向かいます.



【続く】

余談:役に立った衛生用品アイテム

ICL手術後は、洗顔、洗髪、入浴などの日常生活に制限がかかります.

私もいろんなアイテムを駆使してなんとか乗りきりました.



〜洗髪〜
ダイアン パーフェクトビューティー ドライシャンプー スプレー
メリット ドライシャンプーシート すっきり爽快タイプ

スプレーをしてからシートをタオル代わりにして、ガサガサ〜 っと拭いてました.
シートを使った後はシートの毛羽立ちが髪に残るので、しっかり梳かすのがオススメです.


〜ボディ〜
ビオレu全身すっきりシート

汗拭きシートはいろんな種類がありますが、
サラサラとかスースーするものはお風呂代わりにするには合わないかな...と思う方におすすめです.


洗顔
マナラ モイストウォッシュゲル
オードムーゲ 薬用ローション(ふきとり化粧水)

モイストウォッシュゲルは拭き取り洗顔なのでコットンで拭き取るだけでOKです.
(目の周りは避けること)
これだけでも良いのですが、私はさっぱりと顔を洗った後の感じにしたかったので、
オードムーゲで拭き取りをプラスしていました.


あと目の周りは清浄綿で清潔にしていました.
清浄綿は眼科から渡されたものを使っていましたが、
支給されなかった場合は、「滅菌済・個包装・ノンアルコール」のものを選ぶのがおすすめです.


これらのアイテムでだいたい1週間くらいを乗り切りました.


酷暑で毎日汗だくになりますし、
夏場の手術は若干躊躇う人もいらっしゃるかと思いますが、
手術は1日でも早い方が良いかなぁと思うので、
みなさんも対策して乗り切ってくださいね.

ICL手術日当日:帰宅後~頭痛&眠気&倦怠感~

ぐったりしたまま帰宅.

3種類の点眼を5分間隔でさします.
これを2時間おきです.

テレビやスマホも気晴らしにならないですし、
正直寝てしまいたかったのですが、
点眼もあるので頑張って起きていました.


洗髪や洗顔はドライシャンプーや汗拭きシートのお世話になりました.


と言いたいところなのですが...

最寄り駅に行くだけでも汗だくなのにお風呂に入れないのは酷過ぎるので、
保護メガネをかけて上は着たまま、お腹から下だけシャワーをしました.


ほんとはダメなので自己責任でお願いします(笑)


絶不調のまま就寝.
寝る時も保護メガネはかけていました.